風景アルバム/台パン事件

Last-modified: Mon, 05 Jul 2021 00:00:30 JST (1047d)
Top > 風景アルバム > 台パン事件

台パン事件は2020年9月18日金曜日終わりのSHRにてとある一年生のクラスにて発生した。

 

事件の概要

 事件当日、そのクラスでは文理選択などの仮登録用紙を提出しなければならなかったが、その日忘れた者は翌日の土曜日に提出しに来るよう命じられていた。そのクラスでは10名ほどが忘れてしまったため、帰りのホームルームで担任が土曜日の何時に提出しに来るのか尋ねていくのだがその時事件は起きた。

 担任は出席番号の早い者から順に尋問していく。ある生徒は一番に尋ねられたわけだが、当該生徒は土曜日の部活動の予定を考えており、返答に迷ってしどろもどろな反応をしてしまった。しかしそれでも担任は当該生徒を急かして尋ねてきたため、当該生徒は担任の話を受け流そうとしてつい「はい」を連呼してしまった。そのとき、担任は突然激昂して、「はぁいはぁいはぁいじゃないだろおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」と叫びながら教卓を素手で瓦割りの如く叩きつけた。彼の右手には尾鷲の魂が宿り、天から降りかかったかつてない落雷は空気を裂き、大地を震わせ、地球上の全生物を恐怖で覆い込んだ。彼の右手に宿ったエネルギーは教卓に向かって一直線に放出された。彼はいわゆる「台パン」をしたのだ。そして彼は、教卓に深い傷を負わせたのだ。空気は凍りつき当該生徒は頭が真っ白になった。当該生徒はその場を鎮めようと直ちに謝罪をしたが、状況が全く飲み込めていなかった。後に生徒は「怒らせるつもりは一切なかった。なぜ怒っているのかよくわからなかった。提出物を忘れたのは当然よくなかったが、理不尽な怒られ方をされたと思う。ただ、価値観の違いやコミュニケーションの難しさを学ぶ良い機会になったと思う。自分にとっても当たり前は決して他人にとっての当たり前ではなくこのようなことはこれからの社会で何度も味わうのかもしれないと気づいた。」と語っている。そして、事件現場である叩かれた教卓の天板には大きなひびが入ってしまい今も残り続けている

 当該生徒と担任の間で既に和解はされているが、今も尚この事件をネタにされ続けている。そのクラスではことあるごとに台パンをしてキレ芸をして見せたり、担任のモノマネが行われたりしている。尚、他の生徒が割れたひびをえぐったり、何度も叩いたりしていたが、教卓は約3万~4万円ほどするらしい(筆者調べ)ためくれぐれも大切に扱うようにしていただきたい。また、四高には新しく買い直す予算などないとは思うが、筆者としては未来永劫残っていてほしいと感じている。

 

その後

この事件のおよそ1年後の夏休み、ひびが入った教卓の天板は張り替えられた。